『働きがい改革』はすすむでしょうか?

みなさん、こんにちは。

年が明けてから、はや半月が経過しました。

 

昨年1年は、新型コロナに始まり新型コロナで終わった印象ですが、

今年はどのような年になるのでしょうか?

元日の日本経済新聞をみていますと、脱炭素社会が一面に出ています。

脱炭素社会に向けた技術開発の取組が、日本の新たな技術立国に繋がればいいなあ

と思ったりします。

 

私がそのほかに関心をもった記事が「デジタル改革」、「働きがい改革」です。

「デジタル改革」は、脱印鑑、マイナンバーカードの普及、オンライン診療など

国がすでに取り組みを進めています。

 

はじめて目にしたのが「働きがい改革」です。

日本の主な企業はこれまで定期採用後、職務限定せずジョブローテーションを

通して様々な業務を経験し、管理された労働時間に勤務して定年まで雇用される

仕組みが一般的です。

 

「働きがい改革」は、労働者に対して仕事に“やりがい”を持ってもらえるような

仕組みづくりです。例えば、『ジョブ型雇用』は、本人の専門性を生かせる職種に

限定して配属することを確約する雇用システムです。

また小さな子供のいる労働者に対して労働者自身の生活リズムに合わせて

勤務時間や勤務場所を決められる仕組みなどです。

心理学者であり経営学者のハーズバーグは、「労働者が本来一生懸命働こうと思う

動機は、高い給与や休日が多いなどの労働条件ではなく、仕事に対して認められる

こと(承認)、仕事に対して責任を持たされること(責任)、仕事に権限を与えら

れること(権限)」などといっています。

昨年の新型コロナ感染拡大によって、テレワークは普及しはじめたといわれて

いますが、今後さらなる改革が加速するかもしれません。

まさに『災い転じて福となす』ことを期待したいと思います。