みなさん、こんにちは。
数年前から「人を募集しても応募すらない」という話をよく聞きますが、
一方で人材に困っていない人手不足とは無縁の会社も現実にあります。
その要因はいろいろあると思いますが、私が思ういちばんの違いは、
「従業員を大切にしている」かどうかだと思っています。
つまり、従業員をコスト(経費)と考えるのではなく
会社の財産であり投資と考えられるかです。
では、「”ヒト”を財産と考え投資する」とは、どういうことでしょうか?
賃金を上げることもその一つですが、そうした賃金は2~3か月も経つと
”当たり前” になってしまい、さらに「もっと上げて欲しい」
と思うのは人間の心理として当然で根本的な解決にはなりません。
それでは従業員に投資するものとは?
ここでは従業員一人一人が、
「自分自身の存在意義を自覚し、価値を認めること」
つまり、
「欠点も長所もある自分のことをありのままに認め、
これていいと思える気持ち」
言い換えれば、『自己肯定感』を高めることです。
では、自己肯定感が高くなると人はどう変わるのでしょうか?
・前向きになる
・困難な状況でも自分を信じて行動することができる
・自分の考えを人に言えるようになる
・人の目を気にせずに自分の意思で決めることができるようになる
・よく考えて自分の意見を変えることができる
・目標を達成するために粘り強く努力を続けることができるようになる
・ストレスを感じにくくなる
・批判を受け入れ、さらに向上することができる
・落ち込んでも完全に挫折せずに失敗から立ち直ることができる
・相手を認めることができるようになる
(上記項目は、『なぜあなたの力は眠ったままなのか』岩堀 美雪著 致知出版社 から抜粋しました。)
このように自己肯定感が高くなると、従業員自身も気付いていない
潜在的な能力に目覚めることができます。
それを認識したとき従業員は、働くことが楽しく、やりがいを感じ、
自分の今の仕事と会社に誇りを持つことができます。
従業員が仕事や職場にやりがいと誇りを感じることができれば
お客様にも心から喜んでもらえるサービスを提供しようと
考え行動することは自然なことです。
では、どうすれば『自己肯定感』を高められるのでしょうか?
いろいろな考え方や方法はあると思いますが、
ここでは『宝物ファイル』をご紹介します。
『宝物ファイル』を職場の仲間といっしょにつくることで、
・自分の人生を振り返ることができます
・自分の長所を見つけることができます
・自分の存在価値を認識することができます
・自分の気持ちを率直に表現することができます
・自分の周りの人に感謝の気持ちが持てるようになります
・仲間(上司、同僚、部下)のこれまでの人生をシェアすることができます
・仲間の気持ちをシェアすることができます
・仲間と率直に意見を言うことができます
・仲間の意見を尊重することができます
・仲間に優しく接することができます
これまで従業員に対していろいろ研修等を試みながら
思うような成果に結びついていないとお悩みの経営者が多いと
思います。そういう方は一度体験されてはいかがでしょうか。
私自身、今月16日から18日まで3日間、再度受講して改めて思いました。
以下は、9月に『宝物ファイル』を体験したときに記したものです。
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