みなさん、こんにちは。
早速ですが、「社労士診断認証制度」が4月からスタートします。
しかしほとんどの方は、「なに、それ?」と思われるのではないでしょうか。
発端は、2017年に一般財団法人日本情報経済推進協会(JIPDEC)が運営する
「サイバー法人台帳ROBINS」に同意した企業の経営労務診断を掲載することから
スタートしました。
主な掲載項目は、
- 法定帳簿(労働者名簿、賃金台帳)が調整・保管されているか
- 人事・労務関連規程(就業規則、賃金規程、育児介護休業規程)を作成、届出がされているか
- 人事労務管理体制(労働時間、36協定、健康診断の実施、ストレスチェック、ハラスメント相談体制)が遵守されているか
- 社会保険・労働保険に加入しているか
これらの項目をクリアした企業には、「経営労務診断適合企業」のシールが付与
され、名刺や自社のホームページに貼付することができます。
このシールを人材確保に有効活用している事業所があります。
その事業所ではこれまで職場定着しないことで人材不足が続き、たった一人の
応募者を多少不安があってもとりあえず採用していましたが、ホームページに
シールを貼付したことで複数人の応募者となり選択してそのなかからよりいい
人材の確保につなげています。
応募者は、募集企業のホームページを閲覧しているときに貼付されたシールを
見つけて『労働法令を遵守している安心して働ける会社』という印象を持つと
いいます。
しかしながら、JIPDECは2020年3月末でROBINSの運営を中止することになり、
4月1日以降、全国社会保険労務士会連合会が「社労士診断認証制度」としてその
役割を引き継ぐことになりました。
これにあわせて「経営労務診断のひろば(ホームページ)」を新しく開設します。
関心がありましたら、以下をご覧ください。
「経営労務診断のひろば」